【 御礼 】5周年のごあいさつ。
37年前、長男を出産。
初めて我が子を抱いた時、
この子を世の中にお返しする時に、私はなにかお役に立つ人でありたい。
祖母や母から教わってきた知恵を伝える人になりたい。
そう漠然と心に思いました。
そして30数年経った2019年4月7日。
この日からHARU からは始まりました。
当初は、店を始めてみたものの何をしたら良いのか…商いのことなど分からず、来店されるお客様も少なく。新卒の次女を巻き込んだ責任から、不安が重なる毎日でした。
そんな時に社長である主人から、
「 地球はビッグバンが起こって以来、今も常に膨張を続けている。
それなのに後ろを向き、暗い考えをしていたら宇宙の流れに逆らってただただ苦しい。
それなら、たったひとつでいい。
前を向いて昨日と今日、何か違うことをしろ 」
と言われます。
そこで私は、店舗の大きな窓ガラスの掃除し、行き交う人へ挨拶を始めました。昨日よりひとつ、くなるアクションを。
それからひと月も経った頃でしょうか…
不思議なことですが、その頃からお客さまがお一人またお一人とご来店いただけるようになってまりました。
店内が笑い声で包まれるようになるなんて、本当に信じられないことです。
大病を繰り返し、冷たい医療を受けて苦しむ経験をさせていただいたことで、今のHARUからの商品ラインナップに繋がっておりますし、多くの情報に混乱し頼る先を見失った方に、寄り添い、経験から学んだ知識を、お話しできるのだと思います。そして、若い頃から取り柄のなかった私ですから、目の前の人と相対する時
「あなたと話して良かった」「楽しかった」
と思っていただけるように、心を向けて接することが、信頼していただけるようになった行いの一つと思います。それはスタッフにもよく伝えていることです。
早い時代の流れのなかですが、HARUからはこれからも
ゆっくりゆったりと
お客さまと共に歩んでまいりたい。
そのように思います。
五年目のこの日を迎えられましたこと、
心から感謝申し上げます。
春花秋月HARUから
店長 鈴木 由利子